263 :本当にあった怖い名無し:2007/11/25(日) 23:51:07 ID:N3rW7gME0
「いよー!面白いもん手に入れたぜ~」
「え?なになに?」
俺の名前はカツミ。今、俺たちは友人であるマサキの家にいる。
マサキは陽気でみんなのムードメーカー。そして、そのマサキに好意を持っているミナミ。
ミナミはマサキに負けず劣らずの明るさで友達もかなり多い。
そして、ミナミの幼馴染のアカリ。アカリは控えめだが言いたいことはズバッと言う性格のため、嫌われることも多々ある。
そして、もう一人はユウキ。ユウキは暗くほとんど喋らない。だが、家は結構なお金持ちらしい。
「一年前、うちの大学の生徒が無人島で7人全員死んだって事件あったよな?」
「あぁ、あったな。それがどうした?」
「実は、その事件の模様を映したビデオがここにあるんだよな~♪」
「マジで?!」「えぇ~うっそー」「怪しい」「・・・ホントに?」みんなそれぞれ勝手なことを言っている。。。
「まぁ、とりあえず観てみようぜ~」
ビデオが再生されると初めは普通の旅行のようだったが、その夜に一人の死体がみつかるとそこからはパニック映画のようだった。みんな震え、怯えている。
そこから次々と死体で発見されていき、結局はカメラマンと一人の少女が残った。少女は言う。
「あなたが犯人なんでしょう?!私が犯人なわけないもん!それに、こんな状況でビデオ撮ってるなんておかしいわよ!」
「違うおれじゃない!これは警察に証拠として、渡すために・・・」
少女は最後まで話をを聞かずに外に飛び出していった。それをすぐ追いかけるカメラの男。
そこで、急に画面が黒くなり次には無残な少女の死体と首吊り自殺をしたと思われる、カメラの男が映っていた。そこでビデオは終わった。
「すげぇだろ?これ警視庁に勤めてる兄貴が密かにダビングして、おれにくれたんだ。」
「確かこの犯人はカメラの男で、後から遺書も見つかったらしいね。ビデオが警視庁に届けられて事件が発覚したとか。」
「そうだよな。あんま覚えてないけど(笑)・・・・ん?どうしたカツミ?何か考え込んでるようだが」
「いや・・・、その話聞いておかしいなと思ってな・・・。」