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400 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/01(水) 01:52:07 ID:XFATg8kg
うちは母がテンションが妙。幼稚というか、常に絡んでくる。
そんな母に適当に応戦する私と、無視を決め込む父という構図が日常だった。
休みの日にソファでうとうとしていた私は、母の声で目を覚ました。
「出たな、妖怪つまみ食いん!とんたん(父)は味見が大きいから許さん!」
ああ、またお玉片手に臨戦態勢なんだろう…無視されるのに。
呆れつつ聞き耳を立てていたら、信じられない言葉が聞こえた。
「うぇふぇふぇふぇ、今日も存分に食らい尽くしてやるわ!」
な、なんだとー?お父様ー?
「お父さん、本当にだめだってば」
「構わん、よこせぃ!」
「あーあー、もう…」
「…うんまっ!うんままま!んふんふんふ♪んまぁーいん♪キャー☆」
「もういいから、あっち行ってよ」
「何をぅ!?よし、もう一匙よこせぃ!全部食っちゃうもんねー!」
「このー!今日こそ退治してくれるぞ、つまみ食いんめ!!」
…ええー?なんか随分普段と違くね?('A`)
父が居間に戻ってきた時、思わず寝たふりをしてしまた。
翌日から、クールを決め込む父の背中にニヤニヤが止まらなくなった。
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