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484 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/19(火) 00:18:06 ID:??? 話の腰を折って申し訳ないが、小ネタを一つ。 「フライング・ダッチマン」といえば、ワーグナーの歌劇で有名だが、 本当にそのあだ名がついたオランダ人がいた。 彼の名前はMax van der Stoel(ストール)。オランダの元外相で、 初代少数民族高等弁務官(High Commissioner on National Minorities、 略称HCNM)。 さて、HCNMは、冷戦後の欧州での民族紛争勃発を受けて、民族紛争の予防を 目的に1992年に、設置に尽力したオランダのハーグ市に事務所が設置された。 さて、ストール氏は初代弁務官に任命されたわけだが、1993年というと、ユーゴ 紛争のほかに、ハンガリーVSルーマニア・スロヴァキア、旧ユーゴ、旧ソ連など、紛争に 至らないまでも民族間の対立が激化していた時期であった。 ストール氏はその状況下、民族間の和解に向けてヨーロッパ中を飛行機で飛び回った。 その日数、年に合計で150日に及んだとか。 そのストール氏の行動を見て、事務所の人間がつけたあだ名が「Flying Dutchman」。 さもあらん、というあだ名だが、彼の任期(~1999)の間に、大規模な民族紛争が 発生していないことは、彼の功績であるといえる。
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あれ・・・?
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フライング・ダッチマン!!
隣の民族と折が会わない?
銃声で夜も眠れない?
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