229 :わんにゃん@名無しさん:2009/01/05(月) 21:47:25 ID:8iDUN+au
隣の家の犬は、家主がゴルフ好きだから名前は『ダボ』。
なんでこんな可哀想な名前付けたんだろうといつも思ってた。
ダボは散歩に連れて行ってもらえるでもなく、四六時中短い鎖につながれ
犬小屋も屋根に穴が開いてて雨が降るといつもずぶ濡れになってた。
ご飯も夜に一度、汚れたエサ入れに残飯をもらうだけだった。
そんなダボが先週死んだ。
飼い主と一緒に散歩してる他の犬をダボはどんな気持ちで見てたのか。
雨でずぶ濡れになって震えてるとき、家の中から聴こえる話し声や
笑い声をダボはどんな気持ちで聞いてたのか。
ダボはいままで美味しいごはんをお腹一杯食べたことがあったのか。
もしかしたらダボは自分が必要とされてないと気付いてたのか。
そんな思いが次々と浮かんできて僕は涙がとまらなかった。
僕がたまにジャーキーをあげた時、ダボはそれをくわえるといつも少し上目づかいで
恥ずかしそうにしっぽを振り、僕にありがとうと言ってくれたのを覚えてる。
いつだったか僕が撮ったダボの写メが今も一枚携帯に残ってる。
僕はこの先もずっとそれを消さないと決めた。
ダボ。バイバイ。