325 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2008/07/26(土) 16:57:10 ID:V4NVthoQ
「おいおいおーい、ダメだよー女の人殴っちゃ~」
…父の声だった。父が同じ車両に乗っていたのだった。
父はいつもの調子の良い感じでチーマー風の男に近づいていく。
(っ!? 馬鹿親父! 余計なことして怪我したらどうすんの?)
「あ? なんだ、おっさん? やっちまうぞ、おい?」
「まぁまぁまぁまぁまぁ、とりあえず静かにしよう。な? な? な?」
「なめんな、ごらぁ!」
(やられる!)と思った瞬間、動きが止まったのはチーマー風の男だった。
ゆっくりと倒れ込んでいく男の片腕を取った父はニコニコ笑顔のままで
「はーい、もう大丈夫ですよー。
次の駅で降ろしますので、証言ご協力お願いしまーす」
殴られた女性、チーマー風男が痴漢していたという証言者2人、
殴られた男の人、その駅で降りるから証言するという人3人ぐらい、
そして、私が次の駅で降りた。
「お父さん!」
「ええーっ!? ○美、おまえ、乗ってたのぉ~? あっちゃーまいったなぁ~」
その後、取り調べなどで2時間ぐらいして、
結局、私は父といっしょにタクシーで帰った。
タクシーの中、父は大まじめな顔をして
「お母さんにはお父さんが暴れたこと、絶対に内緒な、な?」
「…あの人になにしたの?」
「ん? いや、パンチなんて10cmからの至近距離でもいけるもんなんだよ。あははは」
その後、私は母に聞いた。
「お父さん、昔は怖かったのよぉー。
でもね、お付き合いする時、お母さんが条件出したの。
『下品な言葉遣いしないこと、怖い顔しないこと、暴力をふるわないこと』
お父さんがずっと約束守ってくれたから、お母さん結婚したのよ」
この事件以来、私は父が大好きになり、
父のような人と結婚しようと思うようになりました。
父がまるでハリーポッターのダドリー一家の父みたいに見えて仕方がない。
何も知らないくせに知ったかぶって、自分の知らないことは全て否定、そのくせお調子者で全体的にムカつく。
小さい頃は反抗期かと思ったが、20歳になった今でもまだ嫌いなままなんだ。
今では、一人暮らしをしている私のもとに、たまにご機嫌うかがいのように訪ねてくる。
そんなところが、更に気に入らない。
そして、そんな自分が我儘な子供のようで大嫌いなんだが
どうすればいい?
メンヘラか
大丈夫、いずれ、あなたが本当の愛を知った時お父さんを好きになれる…ト、オモウ。
一個人の人間としてどうかと判断すればいいと思うよ。
ただどんな判断にせよ、
糞垂らしてた時期世話になってた事実くらいは
頭に入れとくと将来いいコトあるよ。
黙るフォイ!
他で載ってたのがここでも載ったり
ここで載ってたのが他でも載ったり
どこが一番手なのかは知らないけど