224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 04:00:23
呆然と立ちつくす嫁に、看護師から封書が渡された。
旦那からの手紙と離婚届け。
「ありがとう。毎日ボロボロになるまで俺の為に働いてくれて。
おまえはまだ若い。誰よりも綺麗だ。俺の死亡届けより離婚届けを出して。
俺の親はどうしようもない。縁を切って自由になってくれ。
少し悔しいけど再婚して、俺がかけられなかった愛情を
未来のご主人から受けて欲しい。ごめん。愛していたよ。
痩せ続け、手荒れしたおまえの手に涙が止まらなかった。
幸せになって欲しい。ありがとう。本当にありがとう。○○愛しているよ」
嫁は号泣して倒れた。166cm35キロ。体も限界だったのだろう。
その後、旦那の実家地方に行くが母親は引越していた。
息子の生命保険で家を買っていたのを知ったのは数年後。
嫁は墓の場所すらわからなかった。
そんな嫁は海外で仕事先を見つけた。一人で渡る。
そして3年振りに帰国し、役所関係の手続きを終え、仲間との飲み会に。
しかし、横断歩道を歩いていて車にひかれた。
幸い、脳震動と脱臼。脳の検査入院で1ヶ月。
ひいたのは俺。
親御さんに土下座して、毎日病室に行った。
俺の親も謝罪に行った。
225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 04:21:47
嫁の意識が戻った時、「○○さん?」といきなり俺の下の名前を読んだ。
持参した黄色のチューリップを見て
「1番好きな花です。ありがとうございます」と。
その時は、寝ている最中に名前なんて話したかな?と思っていただけ。
俺より8才下で、とにかく綺麗な人だった。
退院してから海外に戻ると言う嫁に告った。結婚したかった。
嫁は「×1ですが…」と恐縮していたが、双方の親は大賛成だった。
結婚式(嫁は初婚の時に挙式していないので、友人らが勧めてくれた)の前に
嫁の親友に、初めてこの話を聞いた。
こんな苦労していたとは知らなかった。
でも親友にさえ「忙しいけど大丈夫!」と
旦那が死ぬまで何も伝えなかったらしい。
結婚式はレストランで控え目にしたが、嫁の友達がみんな涙しているし
友達がたくさんいる人気者だと知った。
結婚して3年目に嫁から打ち明けられた。
入院中、旦那が夢に出て来て「△さんはおまえを幸せにしてくれるよ。
俺の事は忘れて、△さんと幸せになってね」と
俺の名前を告げて消えたらしい。その後、一切出て来ないそうだ。
若くして亡くなった旦那の分まで幸せにしてやりたい。
え?感想そんだけ?
そりゃ大変だったとは思うが。
……わかってます、俺がひねくれてるのはわかってます(;ω;)
「ひいたのは俺。」
で一瞬吹いたけど。
涙が止まらない(ρдq)
ああ友人の伝聞話なのかな…と思ってたら
「ひいたのは俺」でやられた。
なかなか面白い文章書くレス主だな。
>7315
自分の死後に母親が嫁にたかることを危惧して
「俺の保険金を全部やるから嫁とはいっさい関わりを持たないでくれ」
とか言ったんじゃない?
コピペにマジレスする価値もねーよ
なんでココに居るんだよ
こういう話弱いわ…・゚・(つД`)・゚・
うっかり感動した
>>7383
荒らしはシカトするといいよ
でも、本当だとしたら、素敵な話だ。
でハイハイネタですねと思ったけど、いつの間にか引き込まれた
プロテイン噴いたwwwwいいツッコミwwww
睡眠時間2日で3時間はあるよ、ここにあるよ……