904 :902 :2007/01/21(日) 01:16:12 O
ばあちゃん、と呼んでも返事はない。
俺は急に言い様のない不安に襲われて実家へと走った。
少し前まで「帰れねぇよ」とか思ってたことなんて吹っ飛んでた。
親父はいきなり部屋に飛び込んできた俺を見て驚いてたよ。
当然だよな。
母さんは怒りながら泣き出すし、兄貴にはバカ野郎、と思い切り殴られた。
俺は殴られて口から血を流しながらばあちゃんは、って兄貴に聞いた。
そしたら親父が眉間にシワ寄せてさ、言うのよ。
「そこにいるだろう」って。
親父が指差した先には、四角く黒い写真立ての中で昔のように優しい笑みを浮かべてるばあちゃんがいてさ。
遺影だった。
俺は呆然としたね。
嘘だろって。
まさかって。
だって俺はばあちゃんに小遣いをねだりに帰ってきたのに。
ばあちゃんが死んでるかもなんて、そんなの頭を掠めもしなかったのに。
「ばあちゃん、一週間前に死んだんだ。お前のことを最期まで気にしてた」
親父が言った。
俺が家を飛び出してから、毎日毎日俺が帰ってきたかと実家にきてたって。
一週間前、俺の家からの帰り道、心筋梗塞を起こしてそのまま帰らぬ人となったって。
905 :902 :2007/01/21(日) 01:18:21 O
なんかね、もうホント、頭の中が真っ白で声なんか出なかった。
そしたら親父が「もういいだろう。帰ってきなさい」なんて言い出すの。
父さんが悪かった、って。
そんでばあちゃんの遺影の裏から茶封筒を三つだしてきて俺に差し出すんだ。
俺は黙って受け取って、中身を見て、家を出てからの一年半を激しく後悔したよ。
封筒の中身はばあちゃんから俺に宛てた三通の手紙。
18才、20才、結婚した時の俺に宛てたもの。
「○○ちゃん、18才ですね。
今はおうちに帰っていますか。
ばあちゃんは○○ちゃんの帰りをとても待っていました。
おやつを用意していますからまたばあちゃんの家に遊びにきなさいね。」
「○○ちゃん、20才おめでとう。
もう立派な大人ですね。
お仕事が大変でしょうが体を壊さないよう頑張ってくださいね。
ばあちゃんも頑張ります。」
906 :902 :2007/01/21(日) 01:24:21 O
「○○へ。
○○がお嫁さんを見つけてくれてとても嬉しいです。
もしかしたらばあちゃんはもう生きていないかもしれませんが、ちゃんと○○とお嫁さんを見にきます。
○○は優しい、いい子ですからお嫁さんもいい人だと思います。
幸せになってくださいね。」
俺は馬鹿みたいに泣きまくった。
手紙を強く握りしめながら激しく泣きじゃくった。
もう二度と会えないばあちゃん。
ばあちゃんはいつだって俺の味方だった。
そんなばあちゃんに酷い言葉を浴びせて、自分一人でここまででかくなったような勘違いして思い上がっててさ。
そのばあちゃんの優しさと愛情を無下にし続けた自分の愚かさに今さら気付いたんだ。
同時に親父、お袋、兄貴にも申し訳なくて申し訳なくて、俺は何度も何度も土下座して謝った。
それから俺は先輩達とは縁を切り、小さな企業に何とか就職した。
ばあちゃんの知り合いが社長さんで、常々「孫を頼む」と頼まれていたと。
そこで今の嫁さんと出会って結婚、再来月には子供も産まれる。
せめてばあちゃんに嫁さんの顔を見せてやりたかったとつくづく思うよ。
お前らも家族やじいちゃん、ばあちゃんには出来る内に孝行してやってくれ。
俺もこれからは自分の家族と新しい家族を大切にしてばあちゃんにしっかり顔向けできるよう生きてくからさ。
長文スマン。
すっきりした…。
ばあちゃん・・・(;へ;)
きっかけを無下にしなかったのも偉い。
ばぁちゃん喜んでるよ。
でも相手が生きてる内にそれに気づいて孝行なんてできないからなぁ。
ずっとお金に困る生活をしてた
ばあちゃん、成人している私に「これで服を買いなさい」てお金をくれてた
なのに私はそんな祖母に何もしてやれない
最近、やっと仕事が上手くいくようになって、貯金ができるようになった
30過ぎてやっと、て情けないけれども
祖母と両親と姉に何かプレゼントしたい、て思うようにやっとなれたけれども、ここで決心ついたよ
このお金で祖母に何かプレゼントするぞ
悔やむ気持ちを持ち続ければ償えない罪は無いって誰かが言ってた
こういう今が良いから過去まで美化するやつは心底クズだと思う。
「さんざん悪さしてきた不良が更正して普通に暮らし始めただけなのに、もともと普通に暮らしてる人より善人のような扱いをされるのはおかしい」
みたいな事言ってたけど、まさにそれだよな。
普通に家で暮らしていればばあちゃんにいっぱい孝行できたはずなのに、結局ばあちゃんに死ぬ間際まで心配をかけ続けたこいつは屑。
ナンテイイハナシナンダー
ばあちゃんが死ぬのも序盤でわかるよね
やっぱり湧きましたよ批判厨が
結局、日本人ってのは善行に対しては微分しかできないんだよな・・・
こういう心を入れ替えました系は心の底から理解できない
はっきり言って偽善でしょ
心を入れ替えるのは難しいことだと思うよ。これはきっかけが取り返しのつかないもんだったけどね。
一生ハラに溜め込んで後悔しながら生きてりゃ良かったのに。
実はそこら辺にわんさかいるんだよね。
自分の親兄弟、親戚友達の中にもいるだろうね。
それを懺悔出来るのが2ちゃんの良いとこじゃないの?
無駄なことなんてなかったんだよ
無関係の俺はそう思うが。
ばあちゃんナイスアシスト。
友人と呼べる人間がいなかったり、苛めにあったり
信頼できる人間が一人もいない中で今日まで必死に生きてきたんだ
早く氏ねばいいのに
中学になって行かなくなって・・・
てのと同じ人が書いた様な感じだな。
アレか?毎日コツコツ頑張ってる俺が報われなくて一度は底辺にまで落ちた人間が結婚までしてるのが許せないとかそういうことなのか?
自分は批判する側じゃないんだけど..65256に書いてる通り
むしろ批判厨を批判してるやつらが見苦しい。頭堅いんだな
墓に報告をしたところで救われるのは生きている当人の自己満足
と思うけど更正したのは否定しないよ
自分の感じ方と違う人をクズだの氏ねばいいのにと叩くのはわからない。
更正したからって過去がほにゃららもわかるけど
ずれた批判でいちいち水さす頭の柔らかさより
かあちゃんばあちゃんの話になると思考停止しちゃう単純さの方が好感もてるわ。
というかわき道それて批判してるんだからそれって柔らかいの?て感じだが。
いい話にケチつけるおれかっこいいはどこにでもいる
でもその行為が、人の善意を笑うクズの行為だってことは理解しような
それと罪を憎んで人を憎まずっテ言葉があるが
あれは罪を許せって言ってるんじゃない
罪をつぐなったあるいは償おうとしている人間を罵るなっていみなんだよ
コピペの論旨通りにコメントしなきゃいけないわけじゃないし、ほかの部分が鼻に着けば批判したくなる時もあるだろう。
>でもその行為が、人の善意を笑うクズの行為だってことは理解しような
おばあさんの行為を批難してる人なんてごく少数だと思うし、この語り手には善意なんてないよ。マイナスが零に戻っただけ。
更正できてよかったねという善意の目線を笑って喜んでるってことじゃね?
知らんけど
悪さって何をしでかしたんだろう
それによってとんでもない事になってる人はいないのかな
DQNだったくせに自分だけ気持ち良くなっちゃってつくづく不愉快だなぁと思う
ただの悲しい話
>>あの時の俺はホントにクズの極みだったね。
こうあるからねえ
レ○プやら傷害、殺人とまでは言わないがそれなりの事は確実にしてるだろ
それらの、コイツに人生を狂わせられたであろう被害者に対する気持ちは一片も持ち合わせて無さそうな文章で胸糞
クズは何処に出してもクズですよねー
それに、昔こいつに酷い目に遭わされた奴が復讐しにやってくるって可能性もあるしな。
人間ってのは誰もが過去の自分に追いかけられてるものだ。昔の自分がロクでもなければ、追っかけてくる奴もロクでもないものになる。
意味ないだろ
これで子供でもできれば、ばあちゃん生きてたら喜んだろうな・・・
こいつにカツアゲされたりレ/イ/プされたりした連中が数え切れないほどいるのが当たり前だろうが。
信じられないカスだな、何DQN擁護してんだよグチヤグチャの腐肉になって下水に流されろよ
ク ズ ど も。
父方の祖父母と住んでて、二人とも優しくって大好きだったなぁ…厳しいときは厳しかったし…
お年寄りは大切にすべき
寿命なら、自分よりも先に死ぬんだよなあとか一緒にいる時に考えちゃって目から汁が出そうになる
マイナスをゼロに戻して頑張ろうとしてる人を叩いて喜ぶ奴ばっかだとは流石に予想だにしてなかったわ。
今までの被害者が云々言ってるが、今の日本でそんなことしてのうのうと生きれると思ったらとんだ世間知らずだな。
やったことに対するそれ相応の罰はもちろん受けてる(もしくは受ける)だろ、いちいち書かないだけで。
通勤途中の電車で泣いた、去年ばーちゃん亡くした俺にあやまれ(泣)
自己紹介を頼んだ覚えはないぞ
大したトコ行ってないくせに(笑)学歴自慢馬鹿って早慶とか半端なレベルに多いよね。むしろそれ以下なら吹くがww
普通の孫だったら幸せに死んで行けたんだろうな…
>>902みたいなやつを孫に持たなければもっと幸せだったんだろうな…
泣ける話だわ
この人はずっと後悔が胸の奥に残って生きてくんだぞ?
頑張れよくらい言ってやればいいものを批判とか昔のこの人よりよっぽど酷い人間に見えますよ?