NEWs保存道場

62 水先案名無い人 sage 2009/07/27(月) 16:57:44 ID:PZmm1w1i0
今から丁度10分程前の話である。ある国のある刑務所の中のある独房。
そこに監修されている囚人の前に突如一人の男が現れてこう言った。
「パンパカパーン！おめでとうございます！この度あなたが世界で一番
不幸な人間と認定されました！」
その男は続けざまにこう言った。
「つきましては一人だけ、あんたが殺したいと思う人間を殺してきてさしあげます！」
囚人は面食らったが、確かにこの独房に突然現れるなんざ人間業じゃないと即座に理解した。
囚人は問うた。
「なぜ俺が世界で一番不幸だとわかる？」
男は答えた。
「だってあんた、濡れ衣冤罪で刑期580年でしょ？こりゃ不幸以外の何物でもない！」
囚人は笑った。
「地獄の使者ですら冤罪と認めているものを・・・。殺人ではなく冤罪を晴らしてくれる
というのは駄目なのか？」
男は申し訳なさそうに言った。
「ん～、おいらランクが低すぎてそういうパワーはないんだよね。だからたった１人、
真犯人でも裁判官でも弁護士でもあんたの思う方法で殺してきてやるよ！」
「わかった・・・しばらく考えさせてくれ・・・。」
「あいよ！」
・・・しばらくの沈黙の後、男が現れてから丁度5分程経った頃だろうか、囚人が口を開いた。
「ところで・・・」
「あいよ？」
「俺が世界一の不幸者になる直前の世界一にも同じ様に会ってるんだよな？」
「おうよ！」
「・・・それはいつ頃の話だ？」
「ついさっき。あんたに会う5分程前。」
「・・・そうか。そりゃそうだな・・・。」

その会話から5分と経たぬ頃、ある国のある難民収容キャンプにて。
「パンパカパーン！おめでとうございます！この度あなたが世界で一番不幸な人g(ry