873 :おさかなくわえた名無しさん :2006/10/29(日) 02:48:44 ID:O89NM9Ny
文字数に引っ掛かった
なんでも、亡くなった旦那さんは、定年後は勉強が好きだったらしく、
よき勉強部屋にこもって資格の勉強をしていたらしい。
そして、その勉強部屋は、俺の部屋の真向かいだった。
「〇〇(俺)が夜遅くまで勉強してて、部屋に明かりが点いてるのを見て
俺も頑張らなくちゃなって言ってたんだって。
あんたが〇〇大に入ったって言ったら、すごく喜んでた。
奥さんに、お祝いの言葉と、すごく御礼を言われたよ」
母から告げられた言葉に、俺はびっくりして、それから泣いた。
隣の旦那さんは少し気難しそうな人であまり口を聞いたことはなかった。
けれど、すごく、今更になってものすごく話したくなった。後悔した。
俺も、あなたに励まされていましたと伝えたかった。
お互いにばたばたしていたので焼香にも行けず、
いまだ俺は旦那さんと話は出来ていないが。
時々思い出しては、向こうでも勉強してるだろうかと考えてたりする。
俺は今も遅くまで仕事してるけど、思い出したように、
あの頃のライバルはまだ頑張ってるかって覗いててくれるとうれしいと思う。
まあ、そんだけ。
思い出した。
深夜にうちの近所の川で
死体を発見した人が電気がついてるから起きてるだろうって
深夜にチャイム連打で起こされたな。
暗いし田舎だし携帯ないから、明かりを見た時はほっとしたそうな。