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375 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2007/06/12(火) 22:25:47 ID:BO0dieVg0
まだオレが幼稚園に通ってた頃の話。
その頃はオレは兄貴と一つの部屋で寝てたんだけど、
ふと目を覚まして見たら、隣に寝ているはずの兄貴がいない。
確か朝の4時くらいだったかな。当然外も真っ暗だし、
オレはなんか怖くなって親の寝室に行こうと思った。
親の寝室に行くまでに台所を通るのだけど、その台所に誰かいた。
見えないけど気配を感じるし、音も聞こえる。
真っ暗な部屋の中で、規則正しくトントントンって包丁の音が聞こえる。
オレは怖くて固まってると、不意に電気がぱっと付いた。
そこには母さんがいて、包丁片手に何か料理しているみたいだった。
当然オレは「何してるの」って聞いたんだけど、
逆に母さんが「あんたこそ何してるの」って返してきた。
「兄貴がいなくなったから」って答えたら「寝惚けてるのよ。これ食べて寝なさい」って
スープを出してきたの。
今でもはっきり覚えているんだけど、鶏がらスープみたいな感じで、
細かく切ったビーフジャーキーみたいなものが入ってた。
物凄くおいしくて、一気に飲んだ後に「なんでこんなもの作ったの」って聞いたんだ。
そしたら、「なかなか寝付けないの。これ飲んだら寝れるかなって」って言った。
オレはその後一言二言くらい交わして、すぐ寝たんだ。
次の朝、慌てる親父の声で目が覚めた。
「おまえ、○○(兄貴の名前)知らないか。何処にも居ないんだ」
「ずっといないよ」そう答えたら、「なんですぐ言わなかった」って言われたから
「だって母さ――」
『だって母さんが』って言おうと思って、ふと気が付いた。
気が付いたって言うか、何でその時忘れていたのかわからない。
母さんは丁度一ヶ月前亡くなった。
反対車線に飛び出したトラックに衝突して、ぐちゃぐちゃだった。
結局兄貴も見つからず、行方不明ってことになった。
父さんは夢だって笑うけど、オレにはあの夜に食べたあのスープが兄貴に思えて仕方が無い。
母は凄く寂しがりやで、変な話だけど、寝れない夜によく兄貴が付き添って寝てた。
多分、死んだ後も寂しいから、兄貴を迎えに来たんだろう。
体の中に入れれば、ずっと兄貴と一緒だと思ったんだろうか…。
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敬語の使い方を勉強し直してほしい。
敬語なら「お亡くなりになる」かと。
>6705
それ間違いやすいね。
前もそんなコメがあったし。
母親は死んじゃったことになってるだけで実は…
そのままいなくなったんだったら、何となく話通じるけど
出てきちゃったら単なる夢オチだろ?
子を残して死んだ親が心配することこそあれ
殺しに(=迎えに)来ることなんてあるものか。
ご先祖様は、祟らない。死んだ母親がわが子を連れてくなんてあるわけなかろう。
存命中なら、悩みぬいた末にやっちゃいけないことをやっちゃうこともあるもんだけど…。