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617 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2008/06/17(火) 16:31:10 ID:Qre+slEA0
エディは街から街へ何でも売り歩く旅商人だ。
ある時、西部の宿場町に宿を取り食事をしていた。
テーブルの傍らで、宿で飼われているみすぼらしい犬が飯を食っていた。
何の気なしに目をやってエディは息を呑んだ。
犬の飯が盛られている皿は、まごうことなきミントンの皿だった。
売れば3000ドルはくだらない高級品だ。
エディは、宿屋の主人トムが皿の価値を分からず使っていると一計を案じ、トムを呼んだ。
「よおトム。この犬は利発そうだな。旅のお供に俺に譲ってくれないか」
「辞めといたほうが良いよエディ、こいつは汚いし頭も悪い」
「なにトム、もちろんタダとは言わない。そうだな、50ドルでどうだ。」
「OKエディ。あんたの頼みは断れない。50ドルで旅に連れってくれ」
「サンキュー、トム。そうだ。旅になれてにない犬が寂しがっちゃいけない。いつもメシを食ってるこの皿も一緒に持ってくぜ。」
「だめだめ、ダメだよエディ。これはミントンの皿っていって売れば3000ドルは下らない。他のを持ってきな」
「・・うぐっ。知ってた。くそ。な、なんで、そんな高級な皿をこんな犬のメシに使ってるんだ」
「それが不思議なんだエディ。この皿で餌をやっていると、ときどき汚い犬が50ドルで売れるんだよ」
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落語の猫の皿にそっくりだけど……。