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362 大人になった名無しさん sage New! 2009/03/31(火) 13:00:50
小学生の頃、秘密基地を作るのが校内での流行だった。
田舎だからボロ小屋とか防空壕、山の中とかに段ボール持ち込んで。
でも下級生がいい所見つけて基地作っても、すぐ上級生に見つかって占拠されたり破壊されたり。
それでも自分のグループはあちこち基地を作り続けてた。
何回目かの基地は山の中で、雨風凌げる木の穴みたいな所だった。
作って数日後、放課後に行くと、そこに知らない汚いオッサンが寝てた。
置いてたお菓子が食われてて、自分らはオッサンを叩き起こして猛然と抗議した。
するとオッサンは、小学生の自分らに頭を下げて謝ってくれ、ポケットからこれまた汚い十円玉を出し、一個づつくれた。
そしてニコニコ笑い、「良かったら俺をここの管理人にしてくれ」と交渉してきた。
人が良さそうな笑顔だったし、なんか可哀相になって、自分らはそれを了解した。
オッサンは時々いなかったけど、大抵はいつも基地にいて、出所不明の果物とかをくれたりした。今になって思うと、畑から盗んでたんだと思う。
それでも基地を改造しててくれたり、横の木にブランコ作っててくれたりで、いつの間にかオッサンと自分らはいい友達になってた。
しばらくそんな生活してたが、ある時、基地が上級生に見つかった。
が、上級生は管理人のオッサンにビビって逃げて行き、基地は占拠されずにすんだ。
自分らはオッサンを褒めたたえたが、その時の上級生がオッサンの存在を親にチクったんだ。
翌日、大人達によってオッサンは追い出され、基地も「危ないから」と撤収させられた。
数日後、道端でうろつくオッサンを見つけて話しかけたら、オッサンは
「ごめんなあ、ごめんなあ」
って泣いた。なんだかよくわからなかったけど、自分らも泣いた。
オッサンはその後行方をくらまし、どこでどうしているかもわからない。
ただ、自分にとっては、今も友達だ。
あれから十五年以上経つけど、オッサン元気にしてたらいいなと思う。
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事件事故がなかったのはたまたま運が良かったと言える。
大人は、地域の子供の安全に責任を感じるもんだから。
いろんな人がいるから、ホームレスやりたいって人がホームレスやるのは、まあしょうがない。
何か理由がある人もいるんだろう。
でも、今の日本でホームレスになっちまったって人を救済する福祉がないのは、
税金の使い道としておかしいと思う。
昔、青島幸男が都知事だった時だと思うんだが、
駅の中で雨風凌いでた大勢の人たちを、ただ“追っ払った”よな。
今なら、そりゃおかしい、片手落ちだ、と誰もが言うと思う。
受刑者を収容して、寝かして飯食わして医者まであてがう施設がある一方で、
ホームレスを出さない・作らない為の法律がないのは、行政の仕事として間違ってる、と思う。
見定めが難しい問題のような。。。
なにも知らんで「片手落ち」とか言う方がみっともない。
ま、実際支援施設あっても、有効利用できるホームレスはほとんどいないんだけどな。