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  Hカップ以上の娘にありがちなこと 上級編

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銀の泉

160 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2009/02/26(木) 04:50:48 ID:jLi15ui1
昔NHKで見た人形劇。確か同名の絵本か小説が原作。

「銀の泉」

広大な砂漠の真ん中に、こんこんと水の湧き出る泉があった。
泉の周りはさまざまな植物が生い茂り、動物たちが暮らし、美しいオアシスを形成していた。
ある日、オアシスの住人である猿が砂漠を歩いていると、不思議な生き物に出会った。
見た目は猿にそっくりだが、どこか奇妙で、歪な、「変」な生き物。
その生き物は砂漠の真ん中でぐったりとしていて、かなり弱っているようだ。
可哀想に思った猿はその変な生き物をオアシスに連れ帰り、看病してやった。
猿や他の動物たちの看病のお蔭で、変な生き物はどうにか一命を取りとめた。
動物たちは喜び、その変な生き物を「ヘン」と名づけて仲良く暮らした。

ヘンはとても貧弱だったが、しかしとても賢い生き物だった。
棒の先端に糸を結び付けたもので魚を釣り上げたり、
石を磨いて鋭くし、それで草を刈ったり肉を切ったり、
木や石を擦り合わせて火を起こしたり、
動物たちはヘンの発明品に感心し、その快復ぶりを喜んだ。


161 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2009/02/26(木) 04:51:13 ID:jLi15ui1
ある日、どこからやってきたのか、ヘンが2人になっていた。
1人のときは動物たちにあんなに優しかったのに、
2人になった途端、ヘンは動物たちを無視し、凶暴になった。
大きな斧で木を次々と切り倒し、土を掘り返して畑を作った。
動物たちは逃げ惑い、何が何なのか分からなくなってしまった。
ヘンはいつの間にか3人、4人と増えていき、木で作った家にこもるようになった。
たまに外に出てきてはまた木をバッサバッサ切り倒す。
動物たちは怒って、あるいはヘンを説得しようとしてヘンに近付いたが、
皆、ヘンたちが持っていた不思議な武器によって追い払われてしまった。

そうしてそれから何日か過ぎると、ヘンは数え切れないほどに増殖してしまっていた。
あれだけあった木々もほとんど禿げ上がってしまい、
泉の前に大きな大きな工場がそびえるだけになってしまった。
工場は毎日毎日大量の黒い液体を泉に流し続けた。
住処を失った動物たちは皆別のオアシスを見つけて避難してしまったが、
たまにこの泉に戻ってきては、ヘンたちから泉を取り返そうと奇襲攻撃を仕掛けた。
しかし工場の周りはたくさんの武装したヘンがいつも取り囲んでおり、
あっという間に返り討ちにされてしまう。悔しかったけれど、仕方なかった。

162 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2009/02/26(木) 04:51:35 ID:jLi15ui1
しかしそんな日も長くは続かなかった。
木を全て切り倒したせいで貯水能力を失った真っ黒な泉は、次第に干からびていった。
水がなくなったせいで工場は停止し、ヘンたちの大切な飲料水も確保できなくなった。
ヘンは喉の渇きを訴えながらもがき苦しみ、次々と泉の底へ落ちていった。
しかしそこにはもう、一滴の水も存在しなかった。
折り重なるようにヘンは次々と泉の底へ流れていった。
「水ぅ~水ぅ~」とうめきながら、うず高く積もり積もって、いつしかひとつの黒い塊となった。
黒い塊は泣いた。今までの自分たちが犯した罪を後悔し、静かに涙を流した。
その涙もまた真っ黒で、泉はたちまちどす黒い汚れた涙でいっぱいになった。

その黒い塊は、来る日も来る日も泣き続けた。
何百年、何千年と、泣き続けた。
いつしか涙は無色透明に輝き、真っ黒だった泉から少しずつ濁りが消えていった。
そうしてあれからどれくらい経ったのだろう、泉はついに元の透明感を取り戻し、
その周りにはたくさん草木が生い茂った。動物たちも少しずつ戻ってきた。
真っ黒だった泉は再び元の美しいオアシスに戻ったのだ。

ヘンは、すっかり黒い塊から、銀色に輝く大きなヘンとなっていた。
かつての醜い心はすっかり洗い落とされ、木々や動物たちにも優しくなっていた。
ヘンはオアシスの住人たちからすっかり慕われるようになった。
でもたまに、昔のヘンにそっくりな奴らが、この泉を奪おうと押しかけてくる。
そんなときは、この銀のヘンが飛び出しては、皆蹴散らしてしまうのだ。
それからというもの、その泉はずっと、ずーっと、銀色に輝き続けたのだった。

2009年05月28日 | 感心・深い | コメント (36) このエントリーを含むはてなブックマーク
コメント
いい話、だよな?
全く人間は仕方ない奴じゃの…
黒い塊が石油になるのかと思った。
>いい話
スマン。
俺はちょっと背筋がゾッとした。
意味がさっぱりわからん
猿がいるから悪い
なんかの比喩かな
なつかしい。俺も見てたわ
ここの中の人は、こういう意味ありげな話が好きですな。
難しくてわらかん(*_*)
前半で、'悪いひとたち'を思い出した
パンを踏んだー娘ー♪パンを踏んだー娘ー♪
これ本当に深いの?ぜんぜんわからないんだが何かわかるべきなの?
いい話かな?
文明を否定するのはあんまり好ましいことではないと思うよ
増えすぎた人間は文明とは呼べないのさ・・・
2009/05/28(木) 20:23 | No.52463 | URL |    #-[ 編集]
そう、地球にとってのウィルスだからねー
2009/05/28(木) 20:27 | No.52464 | URL |   #-[ 編集]
銀の巨大な変って、ウルトラマン?
ヘンってどうやって殖えたの?
単一生殖?
結論から言うと、こんな話は何にもなっちゃいない。以下はチラ裏でやればいいんだけど・・・一応。
人の生活を豊かにしようとして、間違いながらも試行錯誤して、人間ってのは今も確かな道になんて辿りついちゃいない。俺なんかには正しいあり方なんてわからないから絶対にたどり着けないんじゃないかとさえ思える。
公害の歴史は確かに罪の過去だけど、退廃だけじゃない、わずかかもしれないけど進んだところがあった。このたとえでは銀色のヘンは文明を否定して自然と一体になって生きる人間の比喩なんだろうけれど、だったら石油の賜物である衣類も暖房もなく寒さに凍え死ぬ人を肯定できるのか。
黒いヘンみたいに絶対の悪はない、人間はそこまで自分を卑下しなくていい。銀色のヘンのように絶対の善はない。そんな存在、どこにもない。折り合いをつけていくしかないだろうよ。
なんで分からねんだ。
「ヘン=人間」という基本的な暗喩っしょ。
※52471
なんで分からねんだ。
そんなことは皆分ってるということが。
面白いだろ、これ・・・ヘンが書いてんだぜ・・・。
銀色に輝く湖の水は飲めない。
2009/05/28(木) 21:50 | No.52483 | URL |     #-[ 編集]
※52471
※52471
新たにヘンが来て、ある程度発展したけれど
やりすぎそうになったときには必ず銀色のヘンが出てきてお仕置きするのです

だったらわかるんだけどな
>52453
ブランキー?
2009/05/28(木) 23:11 | No.52505 | URL | 名 #-[ 編集]
手段がすっとばされて、理想の結果しか書かれてないから
あんまりためにはならないな
これ最後の方だけ昔見た気がする。
ヘン(この名前知らんかった)って顔が無くて細長いロボット風のキャラだよな。
文明や進化を享受しつつ批判するっつー話?
猿と一緒の原始的な生活に戻ればハッピー?
恩恵を蒙って、それなしじゃ暮らせないのに
安全なところからそれを批判するお花畑の
人たちのお話のようだ。
2009/05/29(金) 00:05 | No.52517 | URL |   #-[ 編集]
※52471
^^;
2009/05/29(金) 00:11 | No.52519 | URL | k #-[ 編集]
何を主張するでもなく良い事言ったつもりになってるだけの
ゴミクズ以下の駄作だな
銀のヘンは過去の戒め、泉は限界点を表してると解釈した。
ヘンの繁殖や進化が早いのは、破壊した環境の回復には時間がかかると伝えたかったのかな?
まあ、自己解釈です。
人間とその他動物の話だと直接受け取るとあまりにも電波だから
何かの例えなんだろうな
勧善懲悪と自然崇拝に凝り固まった駄作だな
ヘンな話だ
黒ヘン→人間
銀ヘン→ロボット(アンドロイド)

だと、怖くね?
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