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543 水先案名無い人 :2006/11/22(水) 01:16:36 ID:zAmT82N30
中学生の頃、繁華街のはずれで別の中学校の学生2人にからまれた。
「悪いけど4000円ほど貸してよ。僕ちゃん」だってさ。
俺はもう当時アニメ・漫画・ゲーム三昧で、
必殺技の名称および自分の隠された能力を研究・開発することに没頭していた。
絡まれた瞬間はマジでビビった。そんなことあるとは全く思ってなかったから。
でも強がる性格だけはゆるぎなく、
『あん?なんだ?おまえら』と主人公らしくキレイな声を出して俺は答えた。
相手が「おまえ、ヤル気か?」とか言ってきた瞬間、必殺技が出た。自分でもびっくりした。
そりゃ、毎日、部屋の中で、学校で、練習できるところで何十回、何百回と練習してきたんだからな。
恐ろしいもんだ。毎日腐るほど練習していれば、息を吐くように必殺技が繰り出せるもんだよ。
自分でもびっくりする。
その必殺技とは、まず右半身を後ろに引きながら右腕を一度静かに後ろへ持っていき、
そして半分だけかめはめ波を打つような体制に入って、
その直後思いっきり腰の回転&地面を蹴り上げる反動を利用した、少し上からのナックルが相手の顔面を捉えるというもの。
目の付近にヒットさせると『暗闇』の追加効果。アゴ付近にヒットした場合だと『気絶』の追加効果。
デバイス・アンタレスタ・スギュラクタ!!!!!!
ちゃんと発音できたかどうかは覚えていない。とにかく、当時俺が考えていた接近戦で最も効率的な必殺技を繰り出した。
それが『デバイス・アンタレスタ・スギュラクタ』だったんだよ。何やってんだ俺。
とにかく、街中にその叫び声が響いたことだけは記憶している。
そんでもって、あろうことか、そのタメパンチが相手の眼球か眼球付近にクリーンヒット。3メートルほど吹っ飛んだ。
まさにクリティカルヒットと言ってもいいくらい。で、俺の勝利のセリフ。公衆の面前で。結構な人に見られた。
『神と魔王が俺に等しく力を授け、そして放たれた一撃。それが、デバイス・アンタレスタ・スギュラクタだ。覚えておけ・・フフ・・』
などと言って、さっそうと振り返って去っていった。近くに居たDQN風な兄ちゃんに、
「デバイス・アンタレスタ・スギュラクタってつえ~なあww」とか言われた。死ね俺。
« 邪魔なものは卒業 l ホーム l 宗教を同人に例えてみる »
技を超えた純粋な強さそれがパワーだ
こいつは今も中二病だな
デバイス・アンタレスタ・スギュラクタで葬られた中学生も、
日常会話の中でデバイス・アンタレスタ・スギュラクタというワードを聞いただけで
うずくまって震えるほどのトラウマを植えつけられたのである。
よくもまあこんな大技が当たったもんだ
いや違うな
右半身を引いて右足を蹴るということは右手だろうから
・・・?
なんだこれ?
とにかくタメと体重は乗っているなひどい威力だろう
相手は本気でやるつもりはなかったんだろうし
向こうもふざけてカツアゲ、こっちもふざけて撃退
まさか反撃されるとは思ってなかったんじゃない?
でもうまくいってよかったなw
貸してよって言うけどまあ返さないだろう、帰りの電車賃無くなるからヤダって言ったり(馬鹿らしい、歩いてきたのにw)のらくらやってた
DQN対厨二病
向こうは何だかんだ尋問してくる、ジャンプしてみようか?みたいなな
アホか
応える義務は無いからまあ適当な受け答えをしていた中で
「こっちも『仕事』なんでね・・・」
と、言ったのがなぜか効いた、マジもんのヤクザ関係とおもったらしい、何だそりゃ
無罪放免
次の日に他の劇場で他のアニメ映画の開場待ってたら昨日のDQNが向こうの道を歩いてて、こっちに気づいて会釈して過ぎていった
何だかなw
でもまあ良かった
それ以上行ったら、金にまで行ったら、本気で俺はそいつらを頃そうと思ってたんだ、厨二も厨二、真性だったんだ当時は、金は命だと両親に叩きこまれてもいたし
それとも、これを書いたその時が、真の中二厨だってオチなのかな?
経験者さんマジカッケェっス
経験者さん「デバイス・アンタレスタ・スギュラクタ」ってどんな技か教えてくださイっス!!
やってみてくださいっ!
後ろによろけて倒れるだけ
仮に3メートルも飛ぶ打撃が顔面に加わったら死ぬ。
しかも中学生の本気パンチが目に当たったら目が潰れる。
この話が本当ならそいつ今頃視覚障害者かもな