30:おさかなくわえた名無しさん :2009/07/07(火) 22:51:58 ID:vJRBEsIr [sage]
学生時代、都会の一流大学に進学しながら、己の能力に限界を感じて挫折して、
2回留年して完全に行き詰まって腐ってしまった時代。
大学にも行かず、かと言って就職もせず、
たらだらとアパートで昼間から酒飲んでた時代があった。
その頃、久々に帰省して実家でブラブラして、
また都会にもどるときに自営業の父親が、
「少ないけど持ってけ。大学の勉強に専念できるようにバイトを控えろ」
って持たせてくれたのが500円玉の束(10万ぐらいあった)
親父が「飲みに行ったつもり」「釣り竿買ったつもり」で、
コツコツ貯めた500円玉貯金。
新幹線の中で涙があふれたさ。
厳しく仕事一筋だった父親が不景気で仕事も減ってるときに、
自分の小遣いから貯めてくれた500円玉の10万。
俺はその翌月に大学辞めてアパート引き払って田舎に帰ったよ。
地元の企業に就職して結婚してガキもできて、
今はかなり堅実な生活してる。
「都落ち」だがこの不景気にも余裕のある暮らしができて、
今は心の底から幸せだ。
あのときの500円玉の10万のおかげだと思う。