634 :名無しのオプ :2007/01/25(木) 16:55:04 ID:GBnIdrQ9
いつも怒りっぽいママが、今日は朝から鼻歌を歌っていました。
それで僕は、ああ今日は田中さんが来るんだなと思いました。
「ケンちゃーん、ケンちゃーん」ママが呼んでいます。
「ケンちゃんはしばらく外に出てくれないかしら」
田中さんが家に来るときは、僕は家を出ないといけません。
本当は一緒にいたいのですが、うちはひと部屋しかないからと、ママは嫌がります。
前に裸で田中さんに抱きかかえられているところをたまたま僕に見られたとき、
ママはしばらく口をきいてくれませんでした。
そのかわり田中さんが帰ったあとのママは肌もつやつやして、
僕に優しくなるので我慢します。
ママは田中さんが今日25歳の誕生日だからと、ひそかにプレゼントを
用意しているみたいです。
僕が公園から戻ると、ちょうど田中さんが家から出てくるところでした。
僕はぺこりと頭を下げてあいさつをしました。
「ママ…母がいつもお世話になってます。手伝えなくてすいません」
「百歳になっても息子に見られたくないって気持ち解りますよ。
お母さんからお煎餅の詰合せ頂いちゃって…ありがとうございます」
田中さんは髪を縛ったゴムをほどくと巡回入浴カーに乗り込みました。
長年のノウハウに裏打ちされたおじじのフィンガーテクは、
風呂に入れてくれる田中さんの弱点を的確についばむ。
田中さんの顔が上気して汗ばんできているのは
風呂の熱気だけなのだろうか・・・・
現実にこういう問題が起こってるんだよね