気まぐれへっどらいん

  Hカップ以上の娘にありがちなこと 上級編

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みんなのアイドル伊達政宗のお話

158 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/09/24(水) 16:36:04 ID:WMcx9BM6
みんなのアイドル伊達政宗のお話


三代将軍家光公。彼は祖父家康に似て、鷹狩りが大好きであった。
それはいいのだが、鷹狩りの際いちいち江戸城に戻るのは面倒くさいと、
狩場の近くの民家に下宿をとって、そこで寝起きしていた。
幕閣は

「このような場所では警護も充分ではなく、不心得者による暗殺すら
おこりかねません!どうかご自重を!」

と、諫言するのだが、家光は聞く耳を持たなかった。

さて、その下宿に政宗が訪ねてきた。しばらく狩りの話をしていたが、やがて家光は
「家臣どもはこう言う場所では、暗殺の心配があるなどと言って余に五月蝿く言ってくるのだ」と、
愚痴を言い始めた。それを聞いた政宗、

「それは心配するでしょう。私も何度、鷹狩りの際の家康公の命を狙った事か。」

それ以降家光は鷹狩りの際、下宿を使う事をやめたとか。

2008年09月29日 | 戦国ネタ | コメント (24) このエントリーを含むはてなブックマーク

利休の石灯籠

62 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/18(木) 21:21:08 ID:c1LMZO2f
利休の石灯籠

千利休は、とある古い石灯籠を大切にしていた。自ら色々手をいれ、これこそ天下一の石灯籠だと自慢していた。その石灯籠は、利休の高弟としても有名な細川忠興に譲られた。
間もなく、利休は秀吉の命で切腹をした。
石灯籠は、利休の遺品となった。

忠興はその石灯籠を、領地の丹後田辺城へと大切に持ち帰った。その石灯籠に込められた利休の精神を、失ってはならない、そう考えたのだろう。
やがて世が転変し、忠興自身が小倉へ、また熊本へと身を移しても、その石灯籠は常に忠興とともにあった。

今、その石灯籠は、京都大徳寺の塔頭、高桐院の細川忠興の墓に、墓石として置かれている。

2008年09月24日 | 戦国ネタ | コメント (5) このエントリーを含むはてなブックマーク

お城の乞食

52 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 00:26:31 ID:U49kr7lW
お城の乞食

肥前にある歌舞多城には、城の近くに乞食が住んでいた。家臣から、
「みっともないので追い出してしまえ」との声もあったが、
城主、大村筑前は、それもかわいそうだと、なんとなく許していた。

この歌舞多城が、後藤貴明の軍勢に攻められた。大村側は硬く城に篭り、
戦線は膠着した。
さて、この歌舞多城の城兵に、込屋玄蕃と言う男がいた。彼は大の博打好きで、
籠城の最中にもかかわらず、ちょくちょく城を抜け出し、後藤領にある博打場へ
双六を打ちに行っていたのだ。

ある夜、いつものように玄蕃が博打から帰ってきた。酷く負けが混んだらしく、
気が立っており、城へ続く道の側に寝ていた乞食を「失せろ!」と蹴飛ばした。
そこからしばらく歩いていると、何者かが近づいてきた。後藤方の者たちであった。彼らは
歌舞多城の城兵が博打に出入りしている事を知り、彼に接触してきたのだ。

「我らの合図と同時に、城門を開くのだ。そうすれば博打の借金も帳消しにし、
さらに褒美として、欲しいだけの銭もくれてやろう。」

玄蕃は、承知した。

約束の夜。後藤勢はひそかに歌舞多城の城門前に集まった。そして秘密の合図を送る。
するとかねてよりの約束どおり、城門が開いた。この城はもらった!そう思ったとき、
城の中から軍勢の前に、何かが投げ込まれた。込屋玄蕃の首であった。
城門が開ききると、そこには、完全に武装した、大村筑前をはじめとする大村勢が
待ち構えていた。

「おぬしらの企み、それを聞いた乞食が逐一我らに教えてくれた!
汚い者どもめ、討ち果たしてくれる!」

驚く暇こそあれ。大村勢は一斉に突撃をかけた。後藤勢は何も出来ず蹴散らされ。
壊乱した。

戦後、大村筑前は乞食に褒美を与えようとしたが、乞食は「殿様に頂いたご恩を、
少しお返ししただけでございます。」と、それを断ったという。

2008年09月21日 | 戦国ネタ | コメント (10) このエントリーを含むはてなブックマーク

蒲生風呂

167 名前:165[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 21:39:16 ID:CSOemgdp
>>166
考証とかソースとかあやふやなので、あくまで寓話的
なお話として、読んでください。

蒲生風呂(1)
 幼少の頃からその才を、織田信長に認められた蒲生氏郷。
彼は若くして城持ち大名となった。だがそのため新たに多く
の家臣を雇ったため、古参の家臣に十分な恩賞を与える事が
できずにいた。
 そんなある日、氏郷は手柄を立てた古参の家臣に言った。
「手柄を立てたお前に恩賞を与えたいが、あいにく金も所領
も無い。だがせめてその労をねぎらいたい。明日、我が屋敷
にお前を招いて、酒宴を開きたい。明日ばかりは戦も政も忘
れ、主従も忘れて楽しもうではないか。」
 恩賞など思いもかけぬ武骨な家臣も、主君の心遣いに感激
し、この誘いを快諾した。

168 名前:165[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 22:10:33 ID:CSOemgdp
 蒲生風呂(2)
 あくる日、屋敷に赴いてきた家臣を氏郷は自ら出迎え、
こう言った。
「よく来てくれた。まずは風呂につかり、日頃の疲れを
癒してくれ。」
促されるままに風呂につかる家臣。しばらくして外から
氏郷の声がした。
「湯加減はどうだ?ぬるくはないか?」
家臣は、
「そういえば、少々ぬるい様でございます。」
と答えた。
「そうか、しばし待て。薪を足すからな。」
再び氏郷の声。家臣は思った。(妙だな、下人にわしが
直に申し付ければ良いものを…?)
いぶかしんで外を見た家臣は驚いた。薪を足していたのは
他ならぬ、氏郷であった。
「どうだ、湯は温まったか?まだぬるいか?」
脇目も振らず、一心に火を焚く氏郷。顔も手も、すすで
真っ黒である。

169 名前:165[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 22:30:40 ID:CSOemgdp
蒲生風呂(3)
 家臣は涙で声も出ない。(氏郷さまが自分のために風呂を
沸かしてくれている。何と言う果報だろう!)
次第に適温を超え、熱くなる湯。だが家臣は涙が止まるまで、
風呂からあがる事は出来なかった。
 
 以降、蒲生家では氏郷自ら沸かした風呂につかる事が、金や
所領に変えられぬ最高の恩賞となった。
家臣達はこれを「蒲生風呂」と呼び、これに入れた者は蒲生家
家中で羨望の眼差しと、尊敬を集めたのであった。
                             ~終わり~

2008年09月14日 | 戦国ネタ | コメント (17) このエントリーを含むはてなブックマーク

織田信長の脇差

708 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/08/21(木) 17:16:59 ID:nA3clidC
あるとき織田信長が、千利休に「何でも好きなものを一つやろう」と言った。

知っての通り、信長は茶器の収集家として有名であり、おそらく利休も、その信長のコレクションの中から
どれかを望むであろう、と、信長も考えていた。ところが利休は

「上様の、正宗の脇差をいただきたい」

「茶器ではなく、脇差じゃと?」

「はい。茶器ならば、上様は名物をたくさん持っておいでになりましょうが、
この利休には、名物を発見する目がございます。
とすれば、武将が持つ名物といえば刀剣。名に聞こえた信長公の正宗の脇差、是非所望したくございます。」

こうして利休はその脇差を拝領し、それは「宗易正宗」の名で、世に有名になった。

そのしばらく後のこと

利休は、その脇差の拵えを、本阿弥光徳の所に頼みに行った。その時一緒に、古い鞘も持ってきて、
「これは随分前に、町でたまたま見つけたものでして、なかなか結構なものだと思っています。
手に入れてからずっと手元に置いていたのですが、この脇差の拵えを、これで作っていただきたい」

本阿弥家の人々はあきれた。脇差は天下の正宗、しかも信長公より拝領の逸品である。それを、
どこのものともわからない町買いの古鞘に合わせるとは。
第一、町で見つけたような古鞘を秘蔵するような人間は滅多に居るまい。さても変わったお人だ。
そんな話をしている時に、分家筋の光二(有名な本阿弥光悦の父)が現れた。その話を聞き、古鞘を見た。
光二は唸るように言った。

「これは、かつて私が、名刀鳥喰国次にあわせて拵えた鞘だ!」

早速、光二がその鞘を、正宗にあわせて仕立て直した。やがて刀を取りに来た利休は、その出来栄えの見事さに
感嘆し、また光二も、利休の眼力に、深く感じ入った。
頼む人も達人。頼まれた人も達人、であったわけだ。

そして、「宗易正宗」はその鞘とともに、さらに天下に名高く喧伝されたという。
本阿弥家の記録に残るお話。

2008年09月14日 | 戦国ネタ | コメント (11) このエントリーを含むはてなブックマーク
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